2022/08/27 17:02


【ゴムの種類】

ゴムブレスレットで使用されるゴムには2種類あります。

シリコンゴム シリコンでできている無色透明なゴム。


オペロンゴム ポリウレタン繊維を束ねて1本にしたゴム。白をはじめ多彩な色があります。



水晶など透明度の高い石の場合は、無色透明なシリコンゴムのほうが石本来の色味を楽しめるので適しています。
ただし、1本の太いゴムを通すので結び目が解けないようにしっかり結んでなおかつ石穴に収めるのは少し難易度が高いです。
また、万一ゴムが切れたときには石が飛び散ってしまうのが難点です。

オペロンゴムの場合は、劣化してくると繊維の糸が裂けて石のあいだから毛のように飛び出た状態になってきます。
そこから徐々に切れていくので突然切れる心配はほとんどありません。
結び方もそれほど難しくはないので、一般的にオペロンゴムを使用しているところが多いようです。

当店でも基本的にオペロンゴムを使っていますので、ここではオペロンゴムの交換方法について説明します。


【準備するもの】


●オペロンゴム
●クリップ
●針金
●ハサミ



【手順①-1】

オペロンゴムを必要な長さに切る。


オペロンゴムは1本が細いので、通常2本または4本重ねて結びます。
これを2本取り(2重取り)、4本取り(4重取り)といいます。

2本にするか4本にするかは玉の大きさと石穴の大きさで決めます。

目安としては、
6mm玉までの大きさなら2本。
8mm玉以上の大きさなら4本。

1本の長さは、
手首周り + 10cmくらい

手首周り16cmを例にすると、
(16 + 10) × 2 または 4
で 52cm か 104cm の長さが必要になります。

【手順①-2】

ゴムの先端に針金、末端にクリップをつける。


ゴムを折り返して2重または4重に束ねて、先端となるほうに針金を引っ掛けます。
反対の端をクリップで止めます。(写真は4重)


【手順②-1】

結び目を入れる玉を決める。


最後にゴムの結びを入れる(隠す)時に、玉に入りにくいことがあるので穴が大きめの石を選ぶのがポイント。


【手順②-2】

ゴムに玉を通していく。



結び目を入れる玉から順番にゴムに通していきます。


【手順③-1】

ゴムを結ぶ。


すべての玉を通し終えたら、結ぶ前にいちど玉の並びを確認しましょう。
玉が抜けていたり、順番が違っていたりするとやり直しになってしまいます。

ポイントとなる結び方ですが、
2本取りの場合、ゴムの両端で固結び。
4本取りの場合、ゴムの先端に末端をひっかけて固結び。

ひっかけ結び

先端の輪の中に末端のゴムの内2本を通します。


先端のほうに玉をたぐり寄せます。


適度にゴムを引っ張りながら固結びを2回します。


何度か引っ張ってみてきちんと結べていることを確認しましょう。
結びが弱いとすぐに解けてしまいます。


【手順③-2】

結び目を玉に入れる。


結んだあとは、3〜5mmほど残して余ったゴムを切ります。(玉に隠れる長さ)


ゴムを引っ張って結び目を石穴に入れます。


最後にブレスを何度か伸び縮みさせて全体を馴染ませたら完成です!!


お疲れ様でした。